x264 1920x1080 60p をリアルタイムにソフトウェアエンコードでキャプチャする環境をつくってみた。
- 2015/04/12
- 15:48
以前の記事:1080/60pキャプチャ環境 で購入していた
SKNET MonsterX U3.0R SK-MVXU3R
のキャプチャ環境を整えてみました。

キャプチャ環境があるのはいいのですが、
録ってからエンコードするのはめんどくさいのでリアルタイムにエンコードでキャプチャしたいわけです。
お手軽に高画質の動画をキャプチャしたいだけです。
CPU負荷低減は考えてませんので、ながら作業は考慮していません。
とりあえず、1080/60pをハードウェアエンコードできれば一番楽なんでしょうけど、
そんな機材は知らないので現状上記の機材を使います。
USB3.0に高速度が求められる関係でチップとの相性がある機材ですが、
運よく問題がでたことはありません。
標準のソフトはコーデックを入れてもリストにはでるんですが、
細かい設定に関してはほぼ何もできません。
無圧縮だけで録画するならこれでいいんですが。
実際あまり設定はいじりませんが、設定できるって事が大事です、たぶん。
とりあえず無圧縮で試してみました。
わかってはいましたが、10分録画しただけで容量的に挫折しました。
「非圧縮AVIで1080/60pキャプチャを行なう場合、HDD容量は1時間で約900GB」らしいです。
参考:SKNET、1080/60p非圧縮AVI対応のUSB 3.0ビデオキャプチャ
時代先取りどころの容量ではありません。
SSDの容量が二桁くらい進化した時代にまた会いましょう。
ってことでリアルタイムでエンコードキャプチャってことになりました。
ネットを流し見する限り、H264が高機能で評価が高くスタンダードだと思います。
じゃぁ、それで。
・アマレコTV と AMV4ビデオコーデック(アマレコTVで必要)
・x264エンコーダーの x264vfw
をインストールするのが簡単っぽいです。
じゃぁ、これで。
参考:ぽずまが - アマレコTVとx264vfwで動画を撮ろう
1.アマレコTVをセットアップする
アマレコTV と AMV4ビデオコーデック(アマレコTVで必要) をインストールしました。
参考:http://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/229.html#id_9b85d5c9
2.キャプチャーデバイスの入力設定をする
アマレコTVの各キャプチャー機器の設定例 をみて選択しました。
デバイスの設定をします。
これで映像がでます。

3.圧縮を設定する
録画設定から圧縮を設定します。
ビデオ圧縮を「更新」ボタンでリストを出してから、「x264 x264vfw」を選択します。
オーディオ圧縮を「(Uncompress)」を選択します。無圧縮です。

4.x264vfwを設定する
上の「コーデック(いろいろ)」のx264の横の設定ボタンから詳細を設定します。
まずはデフォルトを尊重します。
変更するのは3点です。
・Basic の Preset を Faster にする
・Basic の Zero Latency にチェック
・Rate control の Ratefactor を 24 にする
項目説明の参考:ろんぎぬすのにっき - 動画の撮り方②

5.保存先を決める
「全般」タブから保存先を決めて終了です。
ローカルの Intel SSD 910
にしておきました。
以上です。
とても簡単です。
最初、x264vfwの設定で Preset を Medium にするとプレビュー画面がカクカクでした。
ということで Faster にしておきました。
上記の設定で Intel i7-3960X の通常クロックでは重いようです。
CPU使用率が80~90%です。
CapのDropは0ですが、プレビュー画面がたまにとまります。
音ズレ補正のDrop(+)、Drop(-)がそのたび増えます。
どうしても激重になるシーンが1箇所あり、CapがDropすることがありました。
参考:ステータスバーの説明
4.5GHzにOCして同じものをキャプチャしてみました。
CPU使用率が60%になりました。
どうしてもCapでDropするシーンは、OCすると問題なく突破しました。
ただこのシーンのCPU使用率は100%でした。
参考:1080/60pキャプチャ環境
Zero Latency は音ズレを防ぐようです。
Single Pass - Constant Rate Factor は 数値を低い数値に書き換えれば画質が良くなるようです。
でもCPUの処理能力的にこれくらいでいいかなという感じです。
45分で3GB程度でした。
まぁ、TSと大差ないですが、よしとします。
さて、PCではVLCで問題なく再生できています。
ついでにAndroidでも再生してみました。
デバイスは Xperia Z3 を使いました。
標準のビデオプレーヤー: ×
MX Player: ×
VLC for Android: △
再生できましたが、一定の時間以降ノイズになっています。
たぶん、2GBあたりだと思うのですが。
PCでは再生できているのでAndroid側の問題かと思います。
Zenfone5 でも試してみましたが同様の結果でした。
それまでの再生はとてもスムーズで凄く綺麗です。
まぁ、直接Androidで再生するこはほとんどないので置いておきます。
・VLC for Android

VLC for Androidでファイル長押しして情報を選び、メディア情報を見てみました。

これで1920x1080p 60fpsで録画できる環境ができました。
録れることが重要です、たぶん。
負荷や問題はそのうち解決できればいいかなと思います。
最近では、4K(3840×2160ドット)の2160/30pに対応したキャプチャ
Intensity Pro 4K
ってのも出ているようです。
凄いですね。
でもそれよりはまずディスプレイを4Kに対応しないといけないです。
ハードウェアをそろえるとなると先は長そうですね。
でも実際、1080/60pのハードウェアエンコーダーがでるといいんですけどね。

SKNET MonsterX U3.0R SK-MVXU3R

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キャプチャ環境があるのはいいのですが、
録ってからエンコードするのはめんどくさいのでリアルタイムにエンコードでキャプチャしたいわけです。
お手軽に高画質の動画をキャプチャしたいだけです。
CPU負荷低減は考えてませんので、ながら作業は考慮していません。
とりあえず、1080/60pをハードウェアエンコードできれば一番楽なんでしょうけど、
そんな機材は知らないので現状上記の機材を使います。
USB3.0に高速度が求められる関係でチップとの相性がある機材ですが、
運よく問題がでたことはありません。
非圧縮か圧縮か
標準のソフトはコーデックを入れてもリストにはでるんですが、
細かい設定に関してはほぼ何もできません。
無圧縮だけで録画するならこれでいいんですが。
実際あまり設定はいじりませんが、設定できるって事が大事です、たぶん。
とりあえず無圧縮で試してみました。
わかってはいましたが、10分録画しただけで容量的に挫折しました。
「非圧縮AVIで1080/60pキャプチャを行なう場合、HDD容量は1時間で約900GB」らしいです。
参考:SKNET、1080/60p非圧縮AVI対応のUSB 3.0ビデオキャプチャ
時代先取りどころの容量ではありません。
SSDの容量が二桁くらい進化した時代にまた会いましょう。
ってことでリアルタイムでエンコードキャプチャってことになりました。
ソフト選定
ネットを流し見する限り、H264が高機能で評価が高くスタンダードだと思います。
じゃぁ、それで。
・アマレコTV と AMV4ビデオコーデック(アマレコTVで必要)
・x264エンコーダーの x264vfw
をインストールするのが簡単っぽいです。
じゃぁ、これで。
参考:ぽずまが - アマレコTVとx264vfwで動画を撮ろう
設定手順
1.アマレコTVをセットアップする
アマレコTV と AMV4ビデオコーデック(アマレコTVで必要) をインストールしました。
参考:http://www18.atwiki.jp/live2ch/pages/229.html#id_9b85d5c9
2.キャプチャーデバイスの入力設定をする
アマレコTVの各キャプチャー機器の設定例 をみて選択しました。
デバイスの設定をします。
これで映像がでます。

3.圧縮を設定する
録画設定から圧縮を設定します。
ビデオ圧縮を「更新」ボタンでリストを出してから、「x264 x264vfw」を選択します。
オーディオ圧縮を「(Uncompress)」を選択します。無圧縮です。

4.x264vfwを設定する
上の「コーデック(いろいろ)」のx264の横の設定ボタンから詳細を設定します。
まずはデフォルトを尊重します。
変更するのは3点です。
・Basic の Preset を Faster にする
・Basic の Zero Latency にチェック
・Rate control の Ratefactor を 24 にする
項目説明の参考:ろんぎぬすのにっき - 動画の撮り方②

5.保存先を決める
「全般」タブから保存先を決めて終了です。
ローカルの Intel SSD 910

以上です。
とても簡単です。
調整と変更点
最初、x264vfwの設定で Preset を Medium にするとプレビュー画面がカクカクでした。
ということで Faster にしておきました。
上記の設定で Intel i7-3960X の通常クロックでは重いようです。
CPU使用率が80~90%です。
CapのDropは0ですが、プレビュー画面がたまにとまります。
音ズレ補正のDrop(+)、Drop(-)がそのたび増えます。
どうしても激重になるシーンが1箇所あり、CapがDropすることがありました。
参考:ステータスバーの説明
4.5GHzにOCして同じものをキャプチャしてみました。
CPU使用率が60%になりました。
どうしてもCapでDropするシーンは、OCすると問題なく突破しました。
ただこのシーンのCPU使用率は100%でした。
参考:1080/60pキャプチャ環境
Zero Latency は音ズレを防ぐようです。
Single Pass - Constant Rate Factor は 数値を低い数値に書き換えれば画質が良くなるようです。
でもCPUの処理能力的にこれくらいでいいかなという感じです。
録画とAndroid再生
45分で3GB程度でした。
まぁ、TSと大差ないですが、よしとします。
さて、PCではVLCで問題なく再生できています。
ついでにAndroidでも再生してみました。
デバイスは Xperia Z3 を使いました。
標準のビデオプレーヤー: ×
MX Player: ×
VLC for Android: △
再生できましたが、一定の時間以降ノイズになっています。
たぶん、2GBあたりだと思うのですが。
PCでは再生できているのでAndroid側の問題かと思います。
Zenfone5 でも試してみましたが同様の結果でした。
それまでの再生はとてもスムーズで凄く綺麗です。
まぁ、直接Androidで再生するこはほとんどないので置いておきます。
・VLC for Android
VLC for Androidでファイル長押しして情報を選び、メディア情報を見てみました。

所感
これで1920x1080p 60fpsで録画できる環境ができました。
録れることが重要です、たぶん。
負荷や問題はそのうち解決できればいいかなと思います。
最近では、4K(3840×2160ドット)の2160/30pに対応したキャプチャ
Intensity Pro 4K

凄いですね。
でもそれよりはまずディスプレイを4Kに対応しないといけないです。
ハードウェアをそろえるとなると先は長そうですね。
でも実際、1080/60pのハードウェアエンコーダーがでるといいんですけどね。
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